マーメイドな時間
第16章 記者会見で……
「では、次の質問を最後とさせていただきます。では、あなた」
中央にいた女性が立ち上がる。
「私、根地文芸堂出版、月刊ブーの記者をしております、山村と申します。男性の人魚という存在が当たり前のようにあったことが、驚きなんですが、人魚と半魚人は同じ物ではないのでしょうか? それと、男性人魚では、このようなマーマンと言うモンスターで紹介されているのですが、この件に関してどう思いますか?」
山村はパソコンからプリントアウトした半魚人とマーマンのイラストを見せた。
「えっと、人魚、まあ、我々のことですね。まあ、上半身はあなた方となんら変わりはないと思いますが、下は魚。そうとしか言えません。半魚人とは、私は見たことがございません。区別をするとしたならば、魚と人間のDNAが混ざりあい、人間のような魚のような容姿をしていると。ですが、我々の存在があると言うことは、半魚人もいるかもしれませんな。マーマンがその半魚人ではないのですか? 見た感じ、あまり関わりたくはないものですが……もう、よろしいですか?」
天龍源が去ろうとすると、選らばれなかった記者達が、一斉に質問を浴びせる。
中央にいた女性が立ち上がる。
「私、根地文芸堂出版、月刊ブーの記者をしております、山村と申します。男性の人魚という存在が当たり前のようにあったことが、驚きなんですが、人魚と半魚人は同じ物ではないのでしょうか? それと、男性人魚では、このようなマーマンと言うモンスターで紹介されているのですが、この件に関してどう思いますか?」
山村はパソコンからプリントアウトした半魚人とマーマンのイラストを見せた。
「えっと、人魚、まあ、我々のことですね。まあ、上半身はあなた方となんら変わりはないと思いますが、下は魚。そうとしか言えません。半魚人とは、私は見たことがございません。区別をするとしたならば、魚と人間のDNAが混ざりあい、人間のような魚のような容姿をしていると。ですが、我々の存在があると言うことは、半魚人もいるかもしれませんな。マーマンがその半魚人ではないのですか? 見た感じ、あまり関わりたくはないものですが……もう、よろしいですか?」
天龍源が去ろうとすると、選らばれなかった記者達が、一斉に質問を浴びせる。