マーメイドな時間
第16章 記者会見で……
「いえ、そう言った物はございません。ここで働く仲間は、そんなものを頂くためにやっておるのではございません。人間との触れ合い。それだけを目的としているはずです」
「ありがとうございました」
虎の記者は座った。
次の質問が出される。
「えっと、この世界には人魚姫という、あなた方を題材にした、おとぎ話があるんですが、物語の中盤に魔法使いが出まして、声と引き換えに人間の足を授けるという……」
「すいません、その話はフィクションですね。あなた方は、桃太郎を信じますか? それと同じです。そんな馬鹿馬鹿しい話はありません」
「あの、あなた方のモデルが、ジュゴンだという説があるのですが……」
「あなた方が猿等の類人猿が進化したものと、意味合いは同じです」
「河童や、スカイフィッシュ、ネッシーなどの未確認生物と言うのは存在しますか?」
「私は見たことがございません。確認しなければ信じません。河童や、ネッシーなんて、私は存在しないと思います」
「UFOや宇宙人はいると思いますか?」
「それはいるでしょう。断言します。宇宙人、考えてみれば、我々だって宇宙人なんですよ」
「ありがとうございました」
虎の記者は座った。
次の質問が出される。
「えっと、この世界には人魚姫という、あなた方を題材にした、おとぎ話があるんですが、物語の中盤に魔法使いが出まして、声と引き換えに人間の足を授けるという……」
「すいません、その話はフィクションですね。あなた方は、桃太郎を信じますか? それと同じです。そんな馬鹿馬鹿しい話はありません」
「あの、あなた方のモデルが、ジュゴンだという説があるのですが……」
「あなた方が猿等の類人猿が進化したものと、意味合いは同じです」
「河童や、スカイフィッシュ、ネッシーなどの未確認生物と言うのは存在しますか?」
「私は見たことがございません。確認しなければ信じません。河童や、ネッシーなんて、私は存在しないと思います」
「UFOや宇宙人はいると思いますか?」
「それはいるでしょう。断言します。宇宙人、考えてみれば、我々だって宇宙人なんですよ」