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けだもの系王子

第12章 朔矢、ストーカー系





一緒に隣に並んで
歩き出す。



行き先は
もちろん
この辺りの飲み屋街にある

ラブホテルだ。



歩く姿勢も
速度もスマートで丸だ。



たいした会話もせずに
ラブホテルに直行する。



あたし達に
情報交換は必要ない。



好きだという
感情も必要なく
ただ
欲求だけを満たすだけ。



一緒に歩いていても
彼の真っ直ぐな
視線が
あたしの体にまとわりつく

胸やお尻や
ウェストのくびれにまで
視線が注がれる。



その視線に気付いて
朔矢くんの
顔をみると

恥ずかしそうに
サッとそらされて



ああ可愛い。



だから
童貞くんは
止められないんだ。

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