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私の心の1番綺麗なところに

第10章 春の虚しさ



こんな、歌っている最中に
泣くなんて恥ずかしい。



どうして泣いてるのかって
思われるに決まってる。





忘れようとした。

頭から離そうとした。






だけど…


そのあとの歌詞は





-どんなに寂しくても
笑顔でさよならするの。
笑顔の私を覚えていて
ほしいから。
泣いたら、あなたの笑顔も
涙で滲んで見れないから-












涙を、流さないように

がんばった。



でも声は震えていたと思う。






会いたいよ…




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