私の心の1番綺麗なところに
第13章 信じた夏
バイトが終わって携帯を見ると
隆太から返事が届いていた。
しかも、私が送った数分後に
返事が届いていた。
「ありがとう!」
どうしようかな…
ここでメールを終わらせることも
できるけど…
せっかくなんだから
続けたい、会いたい。
「もし良かったら
久しぶりに会いたいです。」
緊張した。
もし断られたらどうしよう。
無理って言われたらどうしよう…
その恐怖とは反対に
隆太からの返事は
「いいよ!」
だった。
嬉しかった。
ただただ、嬉しかった。
隆太に会える、
その気持ちが久しぶりだった。