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私の心の1番綺麗なところに

第15章 前に進むため





「彼氏」は優しい人だった。


講義が終わったあと、
彼の大学の正門に行って、
彼と待ち合わせをして
ご飯を食べに行ったり。



彼も同じく下宿をしていたから
スーパーで買物をして、
彼の家で一緒にご飯を作ったり。


彼のほうが、私よりも
料理が得意で、器具とか、
調味料とかも揃っていたから
ご飯を作るのは大抵彼の部屋だった。




付き合いはじめて、
セックスするまでは
ご飯を食べて、2人でこたつに
寝転がって手を繋いでうたた寝。


ついつい寝すぎて1時に起きたことも
あるけど私は自分の部屋に帰っていた。
片道徒歩20分。
彼は私を送って、また帰った。





ちゃんとしたデートもした。
水族館に行ったり、
動物園に行ったり。






会いたいときに会えた。


気軽に連絡ができた。



一緒にいて楽しかった。




これが付き合うということなのか。








彼の名前は、

優貴といった。


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