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私の心の1番綺麗なところに

第15章 前に進むため




身体が覚えていた。



心が覚えていた。






あの改札への行き方を。




私が隆太を待つあいだ
寄りかかっていた柱を。




















改札は変わっていなかった。



あの頃のまま。




1年3ヶ月。



ここに来るまでかかった。




なにも変わっていない。








ああ、隆太…隆太…




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