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私の心の1番綺麗なところに

第16章 晴れのち曇りのち…




優貴が長い自分の意見を
言っているあいだ、
黙っているけれど、頭は冷静だ。



優貴の言葉はに反応し、
ツッコミを入れている。



ーいや、そういう意味じゃないけど。


ー勝手に勘違いしてるだけじゃないか。




でも、それを顔には出さないし
声にも出さない。




聴くことだけ。


私は石のように固くなり
じっと、そこに、いる。




でも、ちゃんと聞こえている。

ココロはある。








石のように固く、冷めたココロが。













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