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私の心の1番綺麗なところに

第17章 心に降るのは雨か涙か




優貴に話した時の反応は
想像を超えた、ううん
予想外の反応で。



「そういう、ご奉仕は澪が自分からした?
むこうから求めてきた?」

「…彼から。」

「じゃあ、それはれっきとしたレイプだよ。」




レイプ…?





「ちょっと待ってよ、そうじゃないでしょ。」

「いや、澪が同意してないんだから
レイプだよ、これは。
警察に言うべきだ。」




けいさつ…?



警察に、何を言うの…?



隆太が、私にご奉仕を求めて
私が嫌々ながらも応えたこと…?


冗談じゃない。
そんなこと言って何になるの。
恥晒しにしかならないじゃないか。




「ちょっと待ってよ!
私にも悪いところはあるし、
警察に言ってほしいからって
優貴に言ったわけじゃない。
いまは優貴といて、幸せなんだから。
それでいいじゃない。」



「澪、こんなことがあったと
わかった以上、





今までみたいに、
澪と接することはできない。



けじめをつけてもらわなきゃ。」







ケジメ…?



そのケジメが…


警察に言って、羞恥の話をして、
どうなるの…どうするの…?




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