
私の心の1番綺麗なところに
第17章 心に降るのは雨か涙か
何度か説得したけれど
一度決めたことは譲らない
優貴の性格。
付き合って1年。
優貴の性格はそれなりに
わかってきた。
「でも…いまさら
なにか始めたところで
何にもならないよ。」
「澪、俺はね、
俺の彼女が、淫乱でケツが軽い女なんて
周りに思われたくないんだ。
俺だって思いたくない。
でも、いまけじめをつけないと
俺は澪を軽蔑してしまう。」
淫乱。
ケツが軽い。
ああ、私はそこまで言われるほど
彼に犯されたのでしょうか。
自分で自分を汚したのでしょうか。
