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私の心の1番綺麗なところに

第18章 汚されたもの



「そうよね。ただ警察としては
あなたが犯されたということを
認めないと動けないの。
だから、私たち警察にできるのは
ここまで。」





ホッとした。

そしてゾッとした。




ホッとしたのは、
隆太が警察に捕まったりすることが
なくなったこと。



ゾッとしたのは
このまま優貴の元へ帰っても
納得せず、怒るだろうということを
たやすく想像できたから。




「大学が同じなら、一度そちらに
相談してみてはどうかしら?
何かわかるかもしれないし
大学を通じて彼に会って連絡が取れる
かもしれないわ。」












大学…?






大学にも
この事を話すの…?






一体どこまで、
わたしと隆太の関係を
明かさなければいけないの…?




「彼氏さんとも話し合って
どうするか決めてみましょ?
1人では解決しないから。」


「はい…
ありがとうございました…」




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