
私の心の1番綺麗なところに
第18章 汚されたもの
「同じ大学といっても、彼は
卒業しているわけで、
小和田さんの気持ちも聞いた以上、
これ以上、大学で、できることは
ないんだよ。」
「それで…いいんです。」
「でもこのままだと
彼氏が納得しないだろうね。
なんとか、彼に連絡はできないの?
アドレスはもう知らないのかい?
それで直接会えたりできたら
良いと思うのだが…」
「アドレスは…消しました。
ですが何となく覚えています。」
「そうか。では一度メールを
してみるのも良いかもしれないね。」
「はい…
ありがとうございました。」
「あと、余計なおせっかいかも
しれないが…
今の彼氏と付き合うことを
私はあまり薦めないな。
小和田さんの気持ちを考えて
いない。
幸せになれないよ。」
