私の心の1番綺麗なところに
第20章 離れたこころ
優貴の部屋に行き、そのことを話すと
不機嫌になった。
「なんで、あいつに会うかなあ…」
タイミングの問題じゃん。
「あいつ口軽いからなあ
絶対澪に会ったことサークルの
みんなに言うな。」
じゃあ私の写真見せなかったら
よかったじゃん。
同じマンションなんだから
いずれこういう時はきたでしょ。
「あー、明日サークル行き辛ぇ…
楽しみだったのにな。」
それを彼女である私に言う?
普通にスルーしたら良くないか?
まあ、優貴のサークルなんて
どうでもいいというか、
事情知らないから何とも言えないけど。
「澪もあいつに俺の彼女かって
聞かれたとき、頭働かせて
違うって言ってくれよ。」
え、なにそれ…。
むしろ、そのとき違うって言っても
バレるの時間の問題じゃない…?
レポート、バイト、
優貴の友達、優貴。
さらにイライラがたまってきた。