私の心の1番綺麗なところに
第21章 不安の音
それから3日。
優貴から連絡はなかったし、
私からもしなかった。
連絡する気なんて、なかった。
優貴のように、意地を張って
連絡してないんじゃない。
もう、どうでも、よかった。
このまま自然消滅しても
何も哀しいことないし
悔いも残らないだろう。
怒りとか、哀しみとか、
そんな感情も無い。
無い。
無。
無の感情。
それが優貴への私の気持ち。
むしろ連絡を取らないこの3日間
心穏やかに過ごせた。
優貴はきっと驚いているだろうな。
いつも私から謝罪メールや電話を
してたのに、それがぱったり来ないんだから。
でも、そうさせたのは
あんただよ。