
私の心の1番綺麗なところに
第4章 オトナのイタミ
そしたら彼は腰の動きをやめて、
私の頭を撫でながら
「ありがとう。気持ちよかった。」と
言った。
そして、「挿れるね」と、続けた。
ゴムを装着し、
初めのように、私の上に彼が覆いかぶさって
「痛かったら言ってね。」と声をかけ、
グッ…
私のナカに入ってきた。
「…イタイ!」
「痛いよね、いっかい止めるね。
大丈夫、ゆっくりするから」
「だい、じょうぶ…」
「いくよ…」
ググッ
「痛い、やっぱり痛い!」
「だよな、ごめん…もう少しだから」
痛いとは聞いてたし、覚悟はしてた。
でも痛いよ。
男は挿れるだけだからいいよ。
女にしかこんな痛みわからないよ。
ほんとはそう吐き出してやりたい。
だけどそれより痛いしか声に出ない。
そんなこと考えていると
「全部入ったから、動くよ。」
って言ってきた。
私のナカにヘンなものが入ってる。
なのに、さらに動くの…?
