私の心の1番綺麗なところに
第26章 おさえられない気持ち
そしてついに。
川上さんとごはんに行く日がきた。
ドキドキが止まらない。
そのドキドキも
楽しみというより、
ついにこの日がきたか、という
本番前の緊張と、漠然とした不安。
この日を待ち焦がれていたはずなのに、
いざとなると、少し、怖い。
もし、今日ごはんすることで
私の印象が悪くなったら…
そもそも、川上さんに行く気がなく
待ち合わせ直前に連絡が来たら…
もしかして、連絡もないかもしれない。
こわい、けど
なるようになるしかない。
来なかったら…
辛いけど、せっかく行くんだから
駅周辺を散策しよう。
大丈夫…