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私の心の1番綺麗なところに

第26章 おさえられない気持ち



携帯で撮った、
明日の試験のノートを読んで
川上さんを待った。




内容が入ってこない。



読むだけマシだと思いつつ、


心は、意識は、

川上さんが来るであろう
改札にある。





ああ単位落としちゃいそう。


結局まともに勉強していない。





まだあと10分あるんだから…



あと10分は頑張れ、私!









































「小野田さん。お疲れ。」




そう言って、彼は


10分前に、しかも改札ではなく
いろんなお店が立ち並んでいる
通りの方からやって来た。




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