私の心の1番綺麗なところに
第26章 おさえられない気持ち
居酒屋で、他愛のない話をした。
地元の話
大学の話
バイトの話
川上さんは、思ったより
よく食べ、よく呑んだ。
ビール ハイボール ウィスキー
チューハイやカクテルしか
呑めなくて、3杯程度で
酔ってしまう私は、
純粋に、彼をすごいと思った。
酔った彼は、いつもより饒舌で
いつもより、よく笑った。
「川上さんは、彼女とか
いるんですか?」
「んー、いないよ。」
彼女、いないんだ。
もう少し、踏み込みたい。
私はほろ酔いの頭で、そう思った。
どうして、私の誘いに
来てくれたのですか。
これからも誘っていいですか。
それが、いま、1番
あなたに聞きたいこと。