
私の心の1番綺麗なところに
第27章 酔いのまま宵になる
電車に乗り、ふた駅。
私が乗り換える駅。
電車が速度を落としたとき、
「今日はありがとう。
バイト頑張ってね。」
と、川上さんが言った。
「ありがとうございました。
川上さんは夜からですよね?
今から帰ってゆっくり休んでください。」
「ありがとう。」
そんな会話をして、
私たちは別れた。
電車を乗り換え、
私のマンションの最寄駅まで20分。
眠気と戦いながら
なんとか目を閉じらないよう
携帯を開くと、
川上さんから
メールが届いていた。
