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私の心の1番綺麗なところに

第28章 秘欲



川上さんとのセックスの相性は
良かった。



初めて、私に快楽を与えてくれた。



挿入して、3分で現実に戻るのは
変わらずだったけれど、


そこに至るまでの愛撫や
シチュエーションが




私を淫らにさせた。











初めてのセックスは、


付き合って3ヶ月のこと。




川上さんは実家だから、

私の部屋にバイト終わりに来て
そのまま泊まることもあった。



いつも、バイト終わりの夜遅く、
私の部屋に来たときは
コンビニでお菓子を買ってきてくれて、
その優しさが、嬉しかった。




もちろん、一緒に寝るけれど、
彼も私も、そういう雰囲気は
一切出さず、
ベッドはまさしく、「寝る場所」だった。





川上さんはどうかわからないけれど、
私は、そんな気持ちにならなかった。




ただ、一緒にいられるだけで幸せで、
満たされていたから。

















朝が来たら、



お互い大学に行ったり、


あるいは私がバイトに行って
彼だけ部屋に残るときもあったけど




朝が来るのが、嫌だった。



離れたくなかった。





そういう雰囲気にはならないけど
抱き合いながら眠るのが


本当に、幸せだったから。






このひとときが、私のすべて

































だった。












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