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初めてセックスをした時のことは
あまり覚えていない。


そのときは、気持ち良いとかは
思わなかった。









一度セックスをしたその後、


私の部屋に来る2回に1度は
セックスをするようになった。



















それは、突然だった。



川上さんはいつも
私のパジャマの上の服とブラを
胸元まで上げて愛撫するのが好きだった。




その時も、彼は指で私の乳首に触れた。




「あっ…」






自分でも、驚いた。




私は今まで、

乳首や胸を愛撫されても



感じなかった。





気持ちいいとも
気持ち悪いとも
思わなかった。






無、だった。





エッチな小説や漫画で
胸を愛撫されて感じるシーンがあっても

理解できなかった。




ただ、触られているだけ。




それだけの感覚だった。





なのに、今は




すごく、すごく、気持ちいい。







隆太でも

優貴でも




与えられたことのない感覚が


私のナカから溢れていた。