
私の心の1番綺麗なところに
第28章 秘欲
フェラだって、
したいと思ったこと
一度もなかったのに、
川上さんには、したいと思った。
隆太にも、優貴にも
「フェラして」と言われたら
してたけど、
気が進まなかったから
自分からしようとは思わなかった。
いつも、言われたら
気乗りしないまま、していた。
嫌だな、と思いながら。
自分だけ気持ちよくなって…
と、いう気持ちがあったのかもしれない。
自分だけ、フェラで気持ちよくなって、
私には形式的に指をナカに入れるだけで
挿入して、イって。
私は全然気持ちよくならないのに。
あなたのテクニックでイったこと
ないのに。
そう、心のどこかで
思っていたのかもしれない。
だから、川上さんには
フェラできたのかなと思う。
私を気持ちよくしてくれる、
私がイくために、恥ずかしいことも
してくれる。
そんな、私への奉仕が
私も、彼に、
「気持ちよくなってほしい」と
思わせてくれたのかも。
