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私の心の1番綺麗なところに

第29章 曇り心



私は朝にバイトに入ることが多く、
パートのおばさんたちと勤務時間が被るから
よく川上さんのことを話した。





これまでの川上さんとした
ケンカのことを話すと、



「それは単純に楽しそうに話してる
小和田ちゃんに妬いてるだけよ〜!

でも妬いてるなんて言うの恥ずかしい
というか、本人も妬いてるって自覚ない
から冷たい態度取っちゃうんでしょうけど

こどもだわ〜〜!」



「そうですよね!
ほんと、川上さんがいたとき
すごく気を使いましたよ。」


「でも、怒らない小和田ちゃんは偉いよ。
小和田ちゃんの方が大人。」


「いえ、私は逃げてるだけなんです。
事を荒立てたくないだけで
思ったこと言えなくて…

ケンカになったらめんどくさいし…

でもその分ここでいつも愚痴ってます!」



「私たちはいつでも聞くからね、
安心して。」













本当に、パートのおばさんには救われた。




彼がいなくなっても
もちろん私は会っていたから、



ケンカしたいきさつや
彼に言えなかった私の気持ちを

パートのおばさん方には
素直に話せた。









本当に、感謝しています。





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