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私の心の1番綺麗なところに

第33章 ほのかな恋心と送る日々



神社へ向かうために電車に乗った。


この電車も、観光電車として人気で
いままで気になっていたけれど
乗ったことはなかった。



「この電車初めて!」

「春や秋だと観光客がすごく多いよ。」

「今は9月だから空いてるのかぁ。」






目的の神社に着いた。










緑の中に佇んだ、静かなところ。



俗世から離れた洗練された雰囲気。



聴こえるのは鳥の声と、風の音。





風が木々を抜けるザアッという音は

私の心の中にも風が入ったような

感覚になる。







身体も、こころも浄化されたような
落ち着いた気分になれる



そんな力を持つ
お寺や神社が好き。




ここも同じだった。







静かなところで
彼と肩を並べて歩いた。








途中、神社で働く方が由緒や行事などを
説明してくれる場所があったから聞いた。

神社のことについて知ってから
歩くのはとても良かった。





陽佑も
「初めて行ったけどいいところだった。」



と言ってくれて嬉しかった。






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