私の心の1番綺麗なところに
第33章 ほのかな恋心と送る日々
神社を出たあとは
再び電車に乗って、2駅にある
ラーメン激戦区のところへ行った。
「あっさり派?こってり派?」
「あっさりかな。」
「じゃあ、あそこのお店かな。」
「行ったことあるの?」
「同期でラーメン好きな奴がいてさ、
付き合わされるんだよ。」
「じゃあ、このあたりのラーメンは
制覇してる?」
「してるけどすごい行ってるわけじゃ
ないよ。今から行くところも1回しか
行ったことないし。」
そのラーメン屋さんに行くと
お昼時だからか
人がお店の外まで20人くらい並んでいた。
「ちょっと並びそうだけど、いい?」
「うん!ラーメンだし、回転早いでしょ。」
待っているあいだ
色々なことを話した。
陽佑は最近車が好きで
自分の車を買うために
お金を貯めているらしい。
私も、運転は苦手だけど
昔、広告の好きな車の形を切り抜いて
メーカーや車種を書いてたから
車の知識は少しあったから
話が弾んだ。
この車が欲しい、と
写真を見せてくれた。
「大きいね!カッコいい!」
「早く買って色んなところ走りたい。」
その車の助手席に私もいれたらな…
なんて、考えてしまった。