私の心の1番綺麗なところに
第5章 愛おしい時間
なのに、
私はこれだけで、
幸せを感じ続けることが
できなかった。
ああ、隆太。
あのときの幸せを
私がずっと「幸せ」と感じられていれば
どうなっていたかな。
隆太。
あなたに謝りたいことがあります。
伝えたいことがあります。
でも、いまさら、
もう届かないのでしょう。
そう思うだけで
私は後悔に胸が苦しめられて、
今でも泣いてしまうのです。
どうしてあのとき…
もっとこうしていれば…
時が過ぎるとともに、
あなたへの想いと
後悔が、濃く、強く、なります。