テキストサイズ

私の心の1番綺麗なところに

第8章 ココロがついていかない



その日は、ホテルを出て、
バイバイした。


時間も夕方になっていたし。


帰るのは当然。



だけど…だけど…



前より寂しいのは、どうして?







改札で隆太が
「今日はその電車で来たんだ。」
って言ったから、
「はい。こっちのほうがたしかに
ラクに来れました。」
って返した。







今日も一緒に帰らない。


改札で見送られる。




もしかして、今日で終わり…?



そう思ったとき、



「また連絡して。」



と隆太が言ってくれたとき、

今日の寂しさが、少し、和らいだ。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ