私の心の1番綺麗なところに
第1章 出会いはタイミング
「はじめまして!
春から○△大学生なんだね!
俺はその大学の2回生です。
よかったら仲良くしてね。」
それは、私が春から入学する予定の
大学の人からのメッセージだった。
たぶん、私がプロフィールに
「春から○△大学生」と書いてたから
興味を持ったのだろう。
こういうメッセージは
いままで何件もきたけれど
他人からの出会い目的のメッセージばかりで
いつもは読んでスルーしていた。
けれど、
近い未来で通う大学の、「先輩」。
せっかくだし、大学について知っておきたいな。
そんな軽い気持ちだった。
ううん、もっといえば
寂しかったんだ。
この虚無感から抜け出したくて、
環境に変化がほしくて、
新しいものに触れたくて、
私は、彼のメッセージを返した。
これが、私の…はじまり。