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コクンと頷いた。

それを合図にキスをしてくる悠馬。


「んっ………」


「瑠奈……好きだ。」


なんて残酷な言葉なのかな。

そこに気持ちなんてものはないのに。

空っぽの言葉なのに涙が出てくるくらいに嬉しい。


「悠馬………」


泣いても許されるのかな。

泣いちゃいけないかな。

そんな思考に反して涙は出てくる。

感情はコントロール出来ないと、どこかの本に書いてあったのは本当なのだと、こんな状況で思ってしまう。

心の底から悠馬が好きという想いが湧き上がってくる。