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溺れて愛して伝えたい

第2章 溢れ出る

スッとシャツの中に滑り込んでくる手。

冷んやりとしていて少し気持ちがいい。

胸の膨らみにソッと触れて、優しく掴み、ゆっくりと回される。

たったそれだけでも、感じてしまう。


「っ……んんっ……」


「瑠奈、可愛い。いつも以上に敏感だね。」


「そ、んなこと、ないっ……」


「そんなことある。いつもに増して声が艶やかだ」


先に触れそうで触れてこなくて、でも触れてほしくて。

鷲掴みにされている胸。

人差し指と薬指の間から出ている先。

胸が回される時、先の淵に指の温かさが伝わって、ゆるゆると先にも刺激がいく。

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