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溺れて愛して伝えたい

第1章 事の発端

悠馬は大学のサークルで知り合った同級生。


大人びている雰囲気に、何故か私は惹かれたのだが、話しかけることはできずにいた。


その時はまだ、恋だの愛だのという対象ではなくて。甘い蜜の香りに自然と誘われる蜂のように、彼の持つ大人びた雰囲気にフラッと引かれた、その程度だった。


どうやって話しかけようか迷っていた矢先。


懇親会という名の飲み会で、幸運なことに若干顔を赤くした悠馬が、こちらへ来た。

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