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Sweet love story~君に捧げる詩~

第6章 行きつけの店で

そして……あれこれ話をしているうちにあっというまに夜の10時を過ぎていた。

「あっ……私、そろそろ帰りますね」

私がそう言うと彬が

「待って、みんな由璃ちゃんとアド交換しない?」

「いいねぇ~」

大多数一致で決まる。私はメンバー全員のアドレスをゲットした。友子に言ったらどうなるだろうか。

「それではまた」

「またね~」


苺が思いきり手を振っている。どうやら気に入られたようだ。

私は、足早に家路につく。メンバーで1つ気がかりなことがあった。

ベースをやってた暗そうな子?確か………秦華だったような。その子が一言もしゃべらなかったことだ。元々無口なのか陰キャラなのかなんなのだろうか?

まっ……いっか。今日は疲れることもあったが楽しい1日だった。

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