ずっと大好き
第4章 体育。
ピーッと合図がなって試合が始まった
ぼ―――っ
皆たのしそーだなー…
てか審判、他に居るし!
意味ねぇー
…さっきめちゃくちゃパニクったなー
ドッキドキした…
もしかしたら、私は…
「倉橋さぁんっ♪」
近づいてきたのはショートカットで目がくりくりな女の子。
確か同クラの、赤神麻裕さん。
「あ、赤神さん…」
「麻裕でいいよっ、見学なの?」
病気の事知らないのか…
「うん。赤が…麻裕ちゃんも?」
「麻裕は、サボりなんだけどねっ」
「あ、秘密だよ?」
口元に指を添えて可愛らしく笑った。
「うん」ニコッ
「真利ちゃんってぇ、しゃべりにくいかと思ったけど、全然だねっ」
「そう?ありがとー」
初めて言われたわ…