ずっと大好き
第4章 体育。
「そのジャージ、だぼだぼだねぇ?」
「あ、さっき借りたの…」
麻裕ちゃんは心成から借りたジャージの端を折り曲げて名前を見た
「え…これ…岡山君の?」
一気に表情が曇り、目が泣きそうになった。
「麻裕ね、岡山君の事…好きなの…」
「へ…?」
「協力してくれる?」
…胸がちくちくする…
痛い…
「いいよ。頑張ってね」
「うん♪ありがとっ真利ちゃん♪」
ポン…
足元にボールが当たった。拾うと、心成が声をかけてきた。
「真利ー!悪ぃ投げてー」
横を見ると麻裕ちゃんが俯いて唇を噛み締めていた。
「ま、麻裕ちゃん」
小声で呼ぶ。
「渡してきなよ」
すぐに明るくなって頬を赤くして渡しにいった
私はあえて見ないように後ろを向いてスコアっぽいものを適当に書いた。
「どーぞっ」
「さんきゅ。」
麻裕ちゃんが戻ってきた
「真利ちゃん、ありがとね!」
「いいよ」
このときも胸が痛かった。
ピピーッ
先生がホイッスルを鳴らしてバスケは終了した。
このちくちくは何なんだ?病気!?
…なわけないか…
…本当は
分かってる。
さっき気付いたんだ。
このちくちくは
恋を
している時なんだ。
私は
たぶん…いや、
確実に
心成のことが
好きだ。
「あ、さっき借りたの…」
麻裕ちゃんは心成から借りたジャージの端を折り曲げて名前を見た
「え…これ…岡山君の?」
一気に表情が曇り、目が泣きそうになった。
「麻裕ね、岡山君の事…好きなの…」
「へ…?」
「協力してくれる?」
…胸がちくちくする…
痛い…
「いいよ。頑張ってね」
「うん♪ありがとっ真利ちゃん♪」
ポン…
足元にボールが当たった。拾うと、心成が声をかけてきた。
「真利ー!悪ぃ投げてー」
横を見ると麻裕ちゃんが俯いて唇を噛み締めていた。
「ま、麻裕ちゃん」
小声で呼ぶ。
「渡してきなよ」
すぐに明るくなって頬を赤くして渡しにいった
私はあえて見ないように後ろを向いてスコアっぽいものを適当に書いた。
「どーぞっ」
「さんきゅ。」
麻裕ちゃんが戻ってきた
「真利ちゃん、ありがとね!」
「いいよ」
このときも胸が痛かった。
ピピーッ
先生がホイッスルを鳴らしてバスケは終了した。
このちくちくは何なんだ?病気!?
…なわけないか…
…本当は
分かってる。
さっき気付いたんだ。
このちくちくは
恋を
している時なんだ。
私は
たぶん…いや、
確実に
心成のことが
好きだ。