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私ね先生が好きになっちゃったみたいなの

第5章 中途半端

・・・そうだ、合コンの日、あーちゃんは風邪を引いてて遊び約束がキャンセルになったんだった。


あーちゃんが風邪引いてなかったら私、先生とあの場所で会う事もなかったんだ・・・。


「あーちゃん、ごめんね。」


「何で?」


「あーちゃんの気持ち知ってるのにね。」


困らせてばっかりなのにあーちゃんは私の事好きでいてくれてるんだ。


「アイツに勝てないのかな・・・。」


その言葉を話すあーちゃんの顔は寂しげだった。

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