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私と彼の関係

第2章 はじまり

「んっんん…ふぁ~ぁ」

うっすら目を開けるともう外は真っ暗だった。

結構寝たな…

今何時なんだ?

-ピッ

とりあえず電気を付けて時計を見ると…

AM0:35

…………俺寝すぎだろ。

とりあえずリビングへ行くとラップをかけた晩御飯が置いてあった。

俺はそれを食べ終わると部屋に戻った。

あー…暇。てか寝れねぇ。

変な時間に寝て、やばいくらい寝ちゃったからそりゃ寝れねぇわ。

はぁ何しようか………

………………あ、原付でぶらぶらするか。

原付は半年前くらいに免許を取った。

たまにぶらぶらしに出かけたり、原付持ってる友達とツーリングしたりしている。

よし、決定。

そう思って軽く上着を羽織って、外へ出た。

-ブォンブォン

エンジンをかけて俺は夜の街へ出かけた。





--------------


15分くらい走らせた今、ちょうどネオン街にたどり着いた。

夜なのに、ピンクや紫のライトや明るい電気でチカチカと彩られている。

そこをそのまま突っ切ってネオン街の外れ辺りまで来た。

さっき通ってきたネオン街のライトは少し離れてみると、とても綺麗だ。

原付を止めて、夜景を見ていると…

「ねーねーおじさん。今暇?ホテル行かない?」

俺の止まっているちょっと先に若い女がおっさんに話しかけていた。

顔は暗くてよく見えないが、なんとなく若い気がした。

「いいよ。若いね、君いくつ?」

「17」

「17歳!高校生かい?」

「高校2年だよ。私sexしたいの。今からホテル行かない?」

チュッ-

そう言って女がおっさんにキスをした。

「最近の高校生は欲求不満なのか?君は美人だからモテるだろう、おっさんをひっかけなくても」

「だっておじさんだとお金貰えるじゃん。お金貰えなくてもラブホ代金は最低払ってくれるし。得でしかないじゃん?」

「クスクス…なるほどね。とりあえず車が近くに止めてあるからそこまで行こう」

「やった、車!楽ちん~」

そう言って女がおっさんの腕に自分の腕を絡ませ歩き出した。


同い歳で援交やってるやついるんだな。

俺はそんな軽いノリで2人を見ていたが、歩き始めたときずっと見えなかった女の顔が電灯の光で一瞬見えた。

「っっ!!?」

その顔を見て俺は固まった。

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