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「ヤスくん！！」

やべ……

「バレた？」

「う、うん。」

「ごめん。……家に入ろうか。」

「うん。」

そう言って、離れて、家に入った。

家に入ってすぐ、

「ごめんね。二人とも。私たち、お友達に誘われたから、出掛けてくるね！」

と、お母さん。

「はーい。いってらっしゃーい。」

ナナちゃんはいつものことだと、慣れっこ。

良いのか？

二人きりだぞ？

なんて……

前にも泊まったけど……

まだしてないことをしたい。

「ナナちゃん？」

「ん？」

「一緒にお風呂入っちゃダメ？」

「え？だ、だ、だめっ！」

真っ赤な顔で断るナナちゃん。

ダメかぁ……

シュンとした顔をしていると、

「お部屋でちゃんと待ってて？」

そう言って、

ちゅっ……

キスをくれた。

いーや。

これで良い！

「うん……」

ボーッとした顔だったと思う。

その間にナナちゃんがお風呂へと行ってしまった。