
ぜんぶ二人ではじめて
第23章 覚悟を決めて
のぼせる前に出よう……そう思って風呂から出た。
ナナちゃんの部屋に入る。
「ナナちゃん、お風呂、ありがとう。」
部屋に入るとナナちゃんは、髪を乾かし終えたところだった。
「いいえー。」
毛先がさっきより弛めにクルンてなってた。
めっちゃ可愛い。
俺はナナちゃんの仕草、一つ一つにドキドキしてた。
俺の視線に気がついて、
「どうしたの?」
プルプルの唇が動いた。
「いや……可愛いなぁって。」
俺は素直に答えた。
「もう。そんなことばかり言って……」
ナナちゃんが照れながら返す。
「ほんとだよ。ナナちゃん……髪、キレイ。触っても良い?」
俺が見つめながら伝えると、
「う、うん。」
俺はナナちゃんに近づいて、頭を撫でた。
すげー……良い匂い。
「ヤスくんの大きな手…好きー。」
ナナちゃんが俺の手に自分の手を重ねた。
俺は何も言わず、ナナちゃんを抱き締めた。
「ナナちゃん…」
名前を呼んだだけなのに、妙に緊張する。
きっと俺の鼓動は聞こえているだろう。
同時に、ナナちゃんの緊張が伝わってきた。
小さいナナちゃんを抱き締めると、
「抱かせて?」
俺は素直な気持ちを伝えた。
「え?」
驚いたような声のナナちゃん。
「ナナちゃんを抱きたい。」
もう一度言った。
「……今、抱き合ってるよ?」
そーきたか。
ナナちゃん天然だからなー。
「違うよ。ナナちゃん……」
「ん?」
「ナナちゃんとセックスしたいって意味だよ。」
「ヤスくん!?!」
「俺、正直、この三日間、ナナちゃんに手出ししない自信ないよ。」
「ヤスくん……」
顔をあげた瞬間、手で頬を包んだ。
そして、
「すげぇ可愛いよ、ナナちゃん。」
そう言いながら親指で唇に触れる。
「ヤスくん……」
さらに、
「ナナちゃんの唇、ふわふわでプルプルだよな。すげぇ気持ちよかったよ、キス。」
ちょっとだけ意地悪を仕掛ける。
「ヤスくん。言わないでよ。」
照れてまたうつむこうとするから、今度は顎を持ち上げて、目線を合わせる。
また、
「ナナちゃんの口の中も、温かくて蕩けそうだったよ。」
激しいキスを思い出させる。
「やだ……言わないで……」
そして、顎を持ち上げたまま、そっとキスをした。
ナナちゃんの部屋に入る。
「ナナちゃん、お風呂、ありがとう。」
部屋に入るとナナちゃんは、髪を乾かし終えたところだった。
「いいえー。」
毛先がさっきより弛めにクルンてなってた。
めっちゃ可愛い。
俺はナナちゃんの仕草、一つ一つにドキドキしてた。
俺の視線に気がついて、
「どうしたの?」
プルプルの唇が動いた。
「いや……可愛いなぁって。」
俺は素直に答えた。
「もう。そんなことばかり言って……」
ナナちゃんが照れながら返す。
「ほんとだよ。ナナちゃん……髪、キレイ。触っても良い?」
俺が見つめながら伝えると、
「う、うん。」
俺はナナちゃんに近づいて、頭を撫でた。
すげー……良い匂い。
「ヤスくんの大きな手…好きー。」
ナナちゃんが俺の手に自分の手を重ねた。
俺は何も言わず、ナナちゃんを抱き締めた。
「ナナちゃん…」
名前を呼んだだけなのに、妙に緊張する。
きっと俺の鼓動は聞こえているだろう。
同時に、ナナちゃんの緊張が伝わってきた。
小さいナナちゃんを抱き締めると、
「抱かせて?」
俺は素直な気持ちを伝えた。
「え?」
驚いたような声のナナちゃん。
「ナナちゃんを抱きたい。」
もう一度言った。
「……今、抱き合ってるよ?」
そーきたか。
ナナちゃん天然だからなー。
「違うよ。ナナちゃん……」
「ん?」
「ナナちゃんとセックスしたいって意味だよ。」
「ヤスくん!?!」
「俺、正直、この三日間、ナナちゃんに手出ししない自信ないよ。」
「ヤスくん……」
顔をあげた瞬間、手で頬を包んだ。
そして、
「すげぇ可愛いよ、ナナちゃん。」
そう言いながら親指で唇に触れる。
「ヤスくん……」
さらに、
「ナナちゃんの唇、ふわふわでプルプルだよな。すげぇ気持ちよかったよ、キス。」
ちょっとだけ意地悪を仕掛ける。
「ヤスくん。言わないでよ。」
照れてまたうつむこうとするから、今度は顎を持ち上げて、目線を合わせる。
また、
「ナナちゃんの口の中も、温かくて蕩けそうだったよ。」
激しいキスを思い出させる。
「やだ……言わないで……」
そして、顎を持ち上げたまま、そっとキスをした。
