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ぜんぶ二人ではじめて

第44章 告白と変化

「美月……ダメだよ……」

そっと、美月の肩に手をついて、離す。

美月が顔を上げて、俺を見つめる。

「ダメなことくらい、分かってる……」

「美月……お前さ……こんな迫られたら俺、俺だってヤバいって。」

美月がベッドに乗ってきた。

「み、み、美月……何……」

俺の腹あたりに跨がって、小刻みに震えて、

「抱いてくれなくても良い。……見て?」

そう言って、上半身、ブラ一枚になる。

「美月!やめろよ。頼むから。」

言葉ではそう言う。

「やめない。ヤス兄に私も女だって、クソガキじゃないって、ちゃんと見てほしいの。」

ドクンドクンドクンドクン……

ヤバい……理性……がんばれ!

怪我して入院してるのに、まずいだろ、コレ。

美月がブラを外し、手で隠す。

真っ赤な顔して、いじらしい。

「ヤス兄……」

俺の手を誘導し、頬を触らせる。

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