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薔薇寮の淫

第8章 愛するという意味

・藤ヶ谷side

北「あっあっあっ、ふっ、藤ヶ谷、うあっ」



ただ、無意識に。



北「んあっ、そこ、いっ、あっあぁ、つあっ」



絡みながらも、しっかりと身体へは布団を掛け。

周りからは見えないようにしている自分がいた。



北「はっ、あっ、んんっ」



大切な者を護ろうとするかの如く。



北「あっあっ、くっ」



が、それとは正反対に行為はどんどん激しさを増して行き。



北「もっ、我慢できねっ、ここも触ってくれ」

藤「おまえ、ほんと前よりも感じやすくなったな」

北「いっ、嫌か?」

藤「そんな事あるわけないじゃん、フッ」

北「藤…ヶ谷‥ハァハァハァ」

藤「益々惚れた ニコッ」



ガシッ、シュッシュッシュッ―



北「うあっ、ああぁ、いっあぁ、気持ち、いいっ」

藤「北山」

北「なっなっ、指も、あっ頼む、うっあっ、藤ヶ谷」

藤「こうか」



ツブッ、ヌチャ、ヌプッ!



北「つああっ、ううああっマジっ、藤ヶ谷のだ、あぁ嬉し、くて、堪らね」



北山の瞳からは、涙が止めどもなく溢れ。



北「藤ヶ谷、藤ヶ谷あぁ」



その口から何度も俺の名を呼んでは。



北「いっ、ああっ、いぃ」



甘えるみたいにしがみつき抱きついて来る。

そして―



北「チュッ、んっ、チュッチュッ、っは、あふっ」



更には、自分からキスをし



藤「北山、チュッ、愛してる、チュッ、チュッ」



俺も負けじと、それに応じたんだが。



北「あぁ、あっあっ、もっイッちまうぅービクビク」



絶頂に達したとたん。



藤「北山お前なにやってるんだよ」



こいつは、自分に掛かっていた布団を跳ね除けると。

俺の身体の上へと股がり、ズブブブッ!

自ら中へソレを招き挿れてしまい。



北「くっ、うああっ」

藤「…っ‥くっ‥」



だが仰け反った身体は言葉で表すことが出来ないほと綺麗で。

その眼はジッとわたのことを見つめ。

お前、まさか。

まるで何かを伝えているかの如く。



横「ふっ」



俺は2人の絡み合う視線を見てこのとき初めて全てのことを理解する。

これはわたが仕組んだ自分自身と北山との。

決別の儀式のようなものだったって事を。





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