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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第6章 風邪なんてオレにうつしてさっさと治しちまえよ♡ver.渚







「ァ…あぁ…ッ─、は…ンン…!!」

─ピクン…ッ


アタシの悦ぶトコロを彼は知り尽くしているから……


「千隼、もっと鳴いて…」

「あぁッ─‼」


そこを責められて、歯を立てられて、またそこにひとつ紅い華を咲かせられれば、その痛みにさえアタシは歓喜の涙を流してしまう。

そして彼はそんなアタシをいとおしそうに目を細めては眺めては、紅く染まりたての肌に唇を落として舌を這わせた。


「そんな顔…誰にも見せんな」

「っ…」

「オレにだけに感じて、オレにだけ泣かされればいい……」


そうしてまた新しい彼のシルシを刻まれて、自分のもとに縛り付けようとする切なげな声にアタシの胸はキュンと狭くなる。


「もっと啼け、千隼…」

「ッ─ぁ…や、アァ…!!」


ルームウェアのファスナーが渚くんの指によって音を立て、無防備にさらけ出された汗ばむ肌を撫でるヒヤリとした空気。

そこに覆い被さるように、むせかえるような熱気と首筋に吸い付いていた彼の唇が舞い降りて、アタシと同じくらい熱をもった口のなかにすでに上を向いていた胸の頂の蕾が含まれ消えていった。

その刹那、ゾクリと強い電流が下腹部の奥の方から爪先に向けて走り抜けていく。

ピクンと膝が震えて、カラダが強張った。


「ァア…ッ…ハァ…や、ぁ…ッ─あぁ…」


そのまま唇で押し潰されて、舌で転がされて、淫らな音を聞かされながら強く優しく吸われて、これでもかと鳴かされて…




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