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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第6章 風邪なんてオレにうつしてさっさと治しちまえよ♡ver.渚






「ぁ…」

「熱いよ、お前…」

「ンン…ッ─」

「さっきより、すげぇ熱くて…」

「……、ァ…ん…」

「…すげぇ可愛い」

「ッ─…」


ベッドのヘッドレストに起こされたカラダを押し付けられて、初めは触れるだけから始まったキスは次第に深みを増してどんどんエスカレートしていった。

唇を啄まれて、舐められて、甘く噛まれて、吸われて…

粘膜の立てる艶かしい水音も尾を引くように次第に大きくなって、静まり返った午後の穏やかな空間に、荒く乱れ始める息遣いと短い喘ぎが絶え間なく響き渡る。

彼のせめぎ立てるように吐かれる甘い毒のような言葉にも、今日はいつにも増して情欲を掻き立てられ感じてしまう。


「なぎさ…くッ…ぁ…」


いつもよりカラダが敏感なのは、熱のせい?


「もっと、ほし…」


それとも、今日たくさん垣間見た彼の様々な顔に魅せらたせいなのだろうか…

だって気がつけば、自ら彼の唇を求める自分がそこにいるんだ。


「もっとって、なにが…?欲しいものがあるなら言えよ。言ったろ…なんでもきいてやるって…」

「……もっとキスして…カラダじゅうに、キス…」


いつもなら恥じらいになにも言えなくなるのに、今日は怖いくらい素直に強請る自分がそこにいる。


「ヒャ……ァ…!ッ…ん……」


─チュッ…


真っ赤に染まった耳元に…


─チュッ…ピチャ…


ピンク色に染まった首筋に…

リップ音を響かされるたび、カラダがピクンと跳ねて快楽に震える。




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