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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第6章 風邪なんてオレにうつしてさっさと治しちまえよ♡ver.渚








─グプッ…


「は…ぁ……ッ…」


熱い熱い彼の猛りが力強く潤む襞を掻き分けてアタシの奥の奥まで到達する。求め、求められ、満たされる悦びはアタシの唇からうっとりとした甘い吐息を生む。

そしてまた、彼も……


「…ハ、ァ…せ……っまァ……ッ──…」


辿り着いた最奥から腰を引く一歩手前、動きを止めたままアタシを見下ろし熱い吐息を吐き出していた。

頬を撫でてくれながら少し苦しそうに眉根をよせ、切なげに甘く声を掠れさせる渚くん……

いつも余裕だらけの彼のそんな余裕のない表情は、堪らなく色っぽくて、堪らなく綺麗だ…

見ているだけでどうしようもなく気持ちが昂ってしまう。


「…力抜かねぇと、入んないっつてんだろ」

「ぁ…ゥ…ンンッ……奥ま、で…はいって……る…」


空っぽだったときはトロトロになって口を開けていたアタシの蜜源…

そこは今、待ちわびてようやく訪れた来訪者をギチギチに締め上げている。


「なぁ、これ…熱のせいとかふざけたこと言うなよ。動けないから弛めろ」

「…渚くん…も……ハ、ァ…キモチ、ぃ…ぃ?」

「…ッ!!──なんなのお前……」


…会話がてんで噛み合ってない。

でも…

そんなこと言われても、アタシの意思ではもうどうにもコントロールなんてできないよ…

自分のことなのに制御不能。

彼自身を奥深くまでくわえ込んだ淫らな肉襞は、侵入を阻むというより、入ってきたものを逃がすまいと明らかな意思を持ってピタリと彼のカタチに添って絡み付いている。



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