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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第10章 ちーちゃんの夏休み♡partⅡ♡






「で、少しは楽になった?」

「あぁ、さんきゅ。汗かくほどご苦労サン」

「血行良くなったはずだから、これできっと眠れるよ」

「…それはどうだろうな」

「…!!」


この意味深な笑みを浮かべるオトコにベッドに沈めらたことは事実だ。

しかし、実際はそれどころじゃなかったのだ。

忙しさにかまけて疲れた顔してるのはどっちだって話で、無論そんな状態のままの彼を放ってなんて置けなくて、リフレッシュのお手伝いを勝手でたアタシ。

態度で示せって言うなら態度で示そうじゃないか!!

寝不足に加え、全身バッキバキに仕上がっていたカラダを汗だくになりながら揉み解して差し上げる。

そんなところに飛んできた雅くん…

その後、魔王が光臨し、今に至る。


それはそうと、


「雅はともかく…だ。お前らふたりの懺悔はそれだけか」


早速、今現在最も最重要視されるであろう事柄の核心部分を突く魔王。

リフレッシュ間際なだけに、眼光の鋭さは1.8倍(当社比)、殺傷能力は某星の戦闘種族が超人化した際のパワーを優に上回る。


「こっちは忙しいんだ、5秒で答えろ」

「………」


それ…

ベッドに寝そべってる人が言う台詞じゃないと思うんですけど…


が、

もちろん火に油を注ぐような発言は御法度である。

アタシとて、もれなく公開処刑の執行猶予期間中なのを忘れてはならない。


ねぇ、もしかしてここから修羅場なの!?

修羅場なの!?






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