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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第11章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡






いつも無邪気で、悪戯と悪乗りが大好きで、なにかと暇さえあればベタベタと可愛く甘えてくる聖くんの…

もともと整ったビスクドールのような綺麗な顔にのせられた、どこか物憂げで冷めたささえ感じさせる落ち着いた色気にまんまと嵌められる。

"ギャップ萌え"

素直にそんな言葉じゃ済まされないレベルだ。


もしこれが故意で見せている顔ならば、どれ程のあざとくて出来た策士なのだろう。

けれどこれが作られた表情なんかじゃないなんてことは、傍にいるからこそ余計にわかることで…。



細身なのに脱げばつくとこにはしっかりついている筋肉とか…

骨ばった男性特有の骨格とか…


白い肌にうっすら残る爪の痕に、

彼がアタシにつけさせたキスマーク…


そして、


「ちーちゃん…」


欲望を迷いなく露わにする瞳も、


「もう一度聞くけど…」


その欲求を満たそうと誘い求める声も…


「続き……」

「………」


匂いも、体温も…

なにもかも──。













「………しようか」









…───











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