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許されぬ恋

第1章 許されぬ恋

彼は話を続けた。

[あのいつかの喫茶店でお会いし、コンサートでも………]

[あっ!思い出したわあ]と白々しく言った。

すると彼はあの円満な笑みを浮かべ喜んでくれた。

[あの時はびっくりしましたよ。僕がコンサート会場の出口を出て信号に差しかかった時、目の前に貴女が飛び出してきて………]

その言葉で私は思い出した。
(あの時の大きく見えた物体は車だったんだ!)

[本当にどうなるかと心配しましたよ。]

それから容態の事を話してくれた。

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