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許されぬ恋

第1章 許されぬ恋

[頭の検査も身体も調べました。何処も異常はないとのことでした。でも………]彼は言葉につまった。

そして静かに言った。

[胸の方に傷が………本当にすいませんでした。大切な体に………]彼は深々と頭を下げた。

(私の方が悪いのに)

[いいえ、私の方が悪かたんですから]と彼に言った。

その時だった。また病室の部屋のドアが開き旦那が現れた。

旦那は入ってくるなり彼の胸ぐらを掴んだ。

そして、[よくも俺の妻に傷をつけてくれたなあ]と言った。

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