テキストサイズ

許されぬ恋

第1章 許されぬ恋

(まさか旦那が迎いにくるなんて、あの時隼人に飛び込んでいたらこんな思いしなくてもよかったのに……隼人、貴方に最後逢いたかったわあ……さよなら隼人)

私は後ろを振り返りながら病院を後にした。

それからというもの、私は何も手につかず隼人の事だけを思っていた。

(あの後どうしたんだろう。急に私が居なくなって寂しがっていないかなあ……それかもう私の事なんか忘れてしまったかなあ……)

こんなことを毎日思っていた。

相変わらず、旦那は遅くて一人ぼっちの家。

私は居たたまれなくて外に出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ