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許されぬ恋

第1章 許されぬ恋

旦那は話を続けた。

「おまけにお腹の中に俺の子もいる………お前にはすまないと思っている、でも俺は守りたいんだみどりとお腹の子を」と必死で頼んできた。

「今まで私を騙してたのね!酷い!」

私は芝居で泣いて見せた。

それに驚き「お前を悲しませてすまない!でも俺は決心したんだわかってくれ!」と言った。

玄関を見ると出ていく荷物も用意していた。

その荷物を持ち「頼む離婚届にはんをおしてくれとふかふか頭を下げてきた。

「わかったわあ。子供がいるんじゃ仕方ないわねみどりと子供を大切にしてあげて」と言って私は離婚届にはんをおした。

(もし、隼人がいなければ私ははんこもおさなかた……だって許せないでしょ。でも私には今隼人がいるもの)

私は心でそんな事を思っていた。

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