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憧れの二人は女王様と召使い?

第1章 正体




はあ?

おぶってくれるのなんて当たり前でしょ?



てゆうか、転けそうになったらいち早く気付いて受け止めるのが一番かっこいい王子様なんじゃないの?



お陰で怪我しちゃったじゃない!




こんな男ただの召使いよ!



「あんた、家に帰ったら…覚えときなさいよ…」



私は外面の綺麗な作り笑顔のまま
慧人の耳元で囁いた



「ごめんなさいぃぃぃ…」



彼も小さな声でそう言いつつ
笑顔は絶やさなかった



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